Vol.2 「食」と「呼吸」は一体


食と呼吸とは、ミクロの世界で密接に結びついています。

そのことは、あまり省みられていませんが、復習しておきたいと思います。

私たちの体は、60兆個の細胞からなっているといわれています。その細胞の一つ一つの中に、数百個から数千個ものミトコンドリアと呼ばれるいわば共生生命体があります。

このミトコンドリアたちが何をしているのでしょうか。
彼らは、私たちのすべての活動を差支えているエネルギーを取り出しているのです。
それはどのようなエネルギーでしょうか。
水素と酸素が化合して水となるときに出るエネルギーです。
皆さんが中学生時代に理科の実験などで、ご存知のエネルギーですが、この時の水素は、どこから来るのでしょうか。
水素は、食べ物のデンプン、糖質、脂質、たんぱく質、アミノ酸などの分子が持っている水素です。そして当然、酸素は私たちが吸った空気の中にあったものです。

つまり、「食」と「呼吸」が一体となって、体はエネルギーを作っています。だから、食生活と呼吸とは切っても切れない関係にあります。

理科の実験でご記憶のとおり、水素と酸素がそのまま結びついたのでは、爆発的に高温になります。ところが体の中では、体温という非常に低い温度で、水素と酸素が結びつきます。
なぜそのようなことができるのでしょうか。

それは、からだのなかには、さまざまな化学反応を助ける酵素があるからです。そして、酵素の働きを助ける補酵素というものがたくさんあります。私達 がよく知っている補酵素は、ビタミンです。生きている体には、絶対にビタミンが必要なのは、補酵素がないと酵素が働けないからです。

また、エネルギーを作り出すためには、鉄や硫黄やマグネシウムなどのミネラルもなくてはなりません。鉄は、酸素を運ぶヘモグロビンに含まれているし、硫黄やマグネシウムはエネルギーを作り出す現場であるミトコンドリアの中にあります。

私達が生きていくためには、エネルギーを作り出す以外にも、さまざまな化学反応が行われていますが、すべて酵素と補酵素とミネラルがなくては行われません。

さて、皆さんよくご存知の健康食品のなかに、コエンザイムQ10があります。
この名前の、「コ」は補う、「エンザイム」は酵素という意味です。
コエンザイムQ10も、ミトコンドリアの中で活躍しています。そして、呼吸とは切っても切れない深い関係をもっている補酵素の一つなのです。

禅ヨーガ研修会 高橋玄朴

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