他スポーツとの交流


20161217以前にもこちらで書かせていただきましたが、中学から本格的に陸上を始めた私はずっと陸上競技に専念していました。それ故、学校の授業やトレーニングの一環で他のスポーツを行う程度。

社会人になってからもオールシーズン常に競技に専念していましたので、他のスポーツをすることはもちろん、他のスポーツ選手との交流などもありませんでした。

あるテニス選手と出会い

そんな状況に変化が出てきたのは2000年の頃です。
通っていた治療院が同じだった事をきっかけにあるテニス選手と出会い、そして時々話をするようになりました。更に私たち2人は、共にアテネオリンピックの日本代表となったのです。
私は長距離、彼女はテニスと競技は違うけれど、同じ大会に出場するということがとても心強かったことを覚えています。
残念ながらアテネオリンピックでは、私たちの競技日程がずれていた為、会うことはできなかったのですが、彼女の存在はとても良い刺激になっていました。
プロとして活躍している彼女から学ぶことは本当に多かったです。
テニスの世界は常に試合に出続けていないとランキングが下がってしまうためどんなコンディションでも試合に出られる状態を作っておくこと、試合選びから遠征のすべての手配を自分でやること、自分がどうしたら最高のパフォーマンスを出せるのか常に考え行動していたこと、が私自身何をやらなければならないのか何を変えなければいけないのかを考えるきっかけになりました。
お互いに競技を終えた今でも食事をしたりしますが、彼女との会話の中には沢山のヒントがあります。自分の世界だけでは気がつかなかったことや知らなかったことが彼女との交流を通じて気づきとなる。とっても素晴らしい出会いとなりました。

野球選手とはとにかくダッシュ!

今では、彼女だけでなく他のスポーツ選手の方々とも交流する機会が増えました。
様々な選手とオフシーズンの自主トレを一緒にやらせてもらったこともあります。
ある野球選手とはとにかくダッシュ!
走ることが競技の私(とはいっても持久系の私ですからそれはそれはしんどいのですが...しかも相手は男性アスリート)ですら、さすがに辛いと思うくらいひたすらダッシュ!!
本格的な単距離のドリルまでも取り入れてトレーニングしました。
新体操の選手とは、コンディショニングトレーニングを。
自分の弱い動きや逆に得意な動きなど同じことでも違いがはっきり出ます。
それぞれの競技の特性はあると思いますがバランスの良いポテンシャルを持つことが大事なのです。

自分の強みと弱みを発見!

またサッカー選手とはランの要素たっぷりなトレーニングをしました。
ただ前方に走るだけではなく左右前後いろんな方向に走る!
ですが、前に進むことしかないランナーの私には縦横無尽な動きなんて全くと言っていいほど動けないのです…。
体をしっかり止めきれず予定よりもオーバーランしてしまったり、とにかく無駄な動きが多すぎる。そこから見えてきたものは体幹の弱さ、安定した軸をしっかりと意識すること。
前にしか進むことのない競技だからこそ左右に振られない軸が走りを安定させるのだなと実感しました。
これまで他のスポーツ選手の方々と沢山交流させていただく機会がありました。
自分の強みと弱み、動きから得る技術的な部分など様々な発見が多く、それが私自身の新たな力になっていくのを日々感じています。
ただただ闇雲に自分の競技に集中するのではなく、違った角度から自分の競技を見ることも必要だと思うこの頃です。

それではまた次回!

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大島めぐみコラム

大島めぐみ
プロフィール
アテネオリンピック、シドニーオリンピック出場や世界陸上大会での銀メダルなど数々の世界大会で日本代表として活躍。トラックからマラソンまで幅広い競技に対応できる日本屈指のトップランナー。現在はランニングアドバイザーとして活躍中。
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