リン

■成分の特徴
・骨や歯をつくる主原料
・細胞膜を構成する
・神経や筋肉を正常に機能させる
・エネルギーをたくわえる
・糖質の代謝を促進
・ナイアシンの吸収を助ける

■注意事項と成分の説明
リンは、細胞を構成する重要なミネラルです。リンの約80%はカルシウムと結合してリン酸化カルシウムとなり骨や歯の主成分になっています。残りの20%は筋肉、脳、神経、肝臓などあらゆる組織に存在します。2g以上の摂取で甲状腺機能亢進をきたすといわれています。

■多く含まれる食品
田作り   690mg (30g中)
するめ   550mg (50g中)
わかさぎ  280mg (80g中)
ししゃも   258mg (60g中)
そらまめ  220mg (50g中)
牛乳    195mg (210g中)

■1日摂取量
成人  700mg

許容上限摂取量
成人  4000mg

イオウ

■成分の特徴
・アミノ酸の構成要素として体の組織をつくる
・軟骨・骨・腱をつくる
・糖質・脂質の代謝にはたらく
・有害ミネラルの蓄積を防ぐ
・細菌感染の抵抗力をつける
・肝臓の胆汁の分泌をたすける

■注意事項と成分の説明
イオウは特殊なミネラルでシスチンというアミノ酸に含まれています。
イオウは、タンパク質の働きに重要なミネラルで髪の毛、筋肉、関節、靭帯、皮膚などを
つくるために必要です。有機イオウでは毒性はみられていないが、
無機イオウを大量に摂った場合は害があります。

■多く含まれる食品
牛肉の赤身
豆類

たまご
キャベツ

カリウム

■成分の特徴
・ナトリウムと共に水分の浸透圧を維持する
・血圧上昇を抑制する
・筋肉の収縮を抑制する
・エネルギーの産生にはたらく
・腎臓における老廃物の排泄をほどこす
・細胞内外で物質のやりとりをする

■注意事項と成分の説明
カリウムは、血圧と関わりのあるミネラルです。ナトリウムの過剰摂取に対しカリウムの摂り方が少ないと高血圧症を招く要因となってしまいます。また、カリウムは、体の浸透圧を調節しバランスよく保ってくれるはたらきがあります。過剰摂取による心配はありません。

■多く含まれる食品
刻み昆布  820mg (10g中)
大豆    570mg (30g中)
するめ   550mg (50g中)
さといも  512mg (80g中)
アボカド  504mg (70g中)
おぼろ昆布 480mg (10g中)

■1日摂取量
成人  2000mg

ナトリウム

■成分の特徴
・カリウムと共に水分の浸透圧を維持する
・水分調節にはたらく
・神経の刺激伝達にはたらく
・カルシウムが血中に溶けるのをたすける
・胃腸の消化をたすける
・体液のPH(ペーハー)を調節する

■注意事項と成分の説明
現代の食事では不足することはありませんが、逆にとりすぎによる
高血圧と脳卒中の生活習慣病が心配されます。
ナトリウムは、神経の刺激伝達や細胞外液の浸透圧の維持にはたらいています。
(細胞外液とは血液のこと)

■多く含まれる食品
みそ   882mg (18g中)
食塩   585mg (1.5g中)
カップめん 520mg (75g中)
塩いわし 490mg (80g中)
梅干   440mg (80g中)
さきいか 350mg (50g中)
■1日摂取量
成人  10g以下

マグネシウム

■成分の特徴
・刺激に対する神経の興奮を鎮める
・筋肉の収縮を促進する
・糖質・脂質・タンパク質の合成にはたらく
・血液を固まりにくくする
・体温や血圧を調節する
・軟組織にカルシウムの沈着を防ぐ

■注意事項と成分の説明
体内で約300種類もの酵素のはたらきを助けています。
カルシウムとマグネシウムの効率よく吸収されるバランスはバランスは2:1といわれています。カルシウム以上に不足しがちなミネラルと言われています。過剰に摂取しても副作用は確認されていません。
■多く含まれる食品
アーモンド 93mg (40g中)
するめ   85mg (50g中)
大豆    66mg (30g中)
ひじき   62mg (10g中)
落花生  60mg (30g中)
玄米   60mg (120g中)

■1日摂取量
成人男性  320mg
成人女性  260mg

許容上限摂取量
成人  700mg

■成分の特徴
・DNAやタンパク質の合成にはたらく
・細胞を新しくする
・ビタミンCとコラーゲンの合成にかかわる
・免疫機能を向上する
・インスリンの構成成分
・生殖機能を高める

■注意事項と成分の説明
亜鉛を必須成分とする酵素は200種以上もありますが、主に発育を促進、傷の回復を早める、味覚を正常に保つ、免疫力の向上、性機能の強化、成長の促進などがあげられます。2g以上摂取すると急性中毒をおこします。
■多く含まれる食品
かき    9.2mg (70g中)
和牛肩赤身 4.6mg (80g中)
ラム肩肉  4.0mg (80g中)
豚レバー  3.5mg (50g中)
するめ   2.7mg (50g中)
いいだこ  2.5mg (80g中)

■1日摂取量
成人男性 12mg
成人女性 10mg

許容上限摂取量
成人 30mg

亜鉛

■成分の特徴
・DNAやタンパク質の合成にはたらく
・細胞を新しくする
・ビタミンCとコラーゲンの合成にかかわる
・免疫機能を向上する
・インスリンの構成成分
・生殖機能を高める

■注意事項と成分の説明
亜鉛を必須成分とする酵素は200種以上もありますが、
主に発育を促進、傷の回復を早める、味覚を正常に保つ、免疫力の向上、
性機能の強化、成長の促進などがあげられます。
2g以上摂取すると急性中毒をおこします。

■多く含まれる食品
かき    9.2mg (70g中)
和牛肩赤身 4.6mg (80g中)
ラム肩肉  4.0mg (80g中)
豚レバー  3.5mg (50g中)
するめ   2.7mg (50g中)
いいだこ  2.5mg (80g中)

■1日摂取量
成人男性 12mg
成人女性 10mg

許容上限摂取量
成人 30mg

■成分の特徴
・鉄の吸収を助けヘモグロビンを合成する
・メラニン色素の生成にかかわる
・骨や血管壁などを強化する
・過酸化脂質を分解するSODの構成成分
・カドミウム、鉛の毒性を弱める
・貧血を予防する

■注意事項と成分の説明
貧血の多くは鉄欠乏症ですが、鉄が充分にあっても銅がないと貧血になります。銅を含む酵素には骨や血管壁を強化するコラーゲンやエラスチンの生成にはたらくものもあります。骨粗鬆症や動脈硬化にも銅が一役買っています。銅の容器に酸性食品を保存していると中毒症状を起こす場合があります。

■多く含まれる食品
するめ   4.95mg (50g中)
牛レバー 2.65mg (50g中)
いいだこ  2.37mg (80g中)
しゃこ   2.08mg (60g中)
ほたるいか 1.03mg (30g中)
フォアグラ 0.93mg (50g中)

■1日摂取量
成人男性 1.8mg
成人女性 1.6mg

許容上限摂取量
成人 9mg

マンガン

■成分の特徴
・骨の形成にかかわる
・糖質・脂質・タンパク質の代謝にはたらく
・血液凝固因子を合成する
・神経の刺激伝達に関わる
・活性酸素を分解する
・コレステロールやインスリンの生成

■注意事項と成分の説明
微量のマンガンは生体にとって必須であり骨の石炭化やタンパク質の代謝に働いています。骨の形成にはカルシウムやリンだけでなくマンガンもかかわっています。骨や関節を丈夫にするにはマンガンが補酵素になっている酵素がないと合成できません。大量に摂取すると中毒症状をひきおこします。

■多く含まれる食品
いたや貝 3.43mg (70g中)
干しずいき 2.50mg (10g中)
ライ麦   2.15mg (100g中)
ふだんそう 1.80mg (50g中)
栗     1.64mg (50g中)
玄米    1.25mg (120g中)

■1日摂取量
成人男性  4mg
成人女性 3.5mg

許容上限摂取量
成人  10mg

モリブデン

■成分の特徴
・尿酸の代謝にかかわる
・糖質や脂質の代謝にかかわる
・鉄の利用を助け造血にはたらく
・銅の排泄を増大する
・貧血の予防
・食道ガンの予防

■注意事項と成分の説明
肝臓や腎臓にある、いくつかの酵素のはたらきを助けている超微量元素です。糖質や脂質の代謝を助けるほか、鉄の利用を高めて貧血を予防するはたらきがあります。1日に5mg~10mg以上摂取すると毒性が現れると考えられています。

■多く含まれる食品
納豆
穀物
レバー
ヨーグルト
チーズ
牛乳

■1日摂取量
成人男性 30μg
成人女性 25μg

許容上限摂取量
成人 250μg